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 こんにちは!5月なのにすでに日に焼けました、LINEキャリア ブログ担当のすぎこです。

 今回は退職金や失業給付金といった退職時に関わるお金について説明したいと思います。
もくじ

【1】失業給付金について
1)失業給付金の条件
2)失業給付金の申請方法
 ①申請するときの持ちもの
 ②申請の流れ
 ③失業給付金の金額について
 ④失業給付金の受給期間について

【2】退職金について
1)退職金の支給方法について
 ①退職一時金制度
 ②企業年金制度
2)退職金の相場
 ①大学卒の場合
 ②高校卒の場合
3)退職金を受け取るタイミング
4)受け取った退職金に税金がかかる?
5)退職金制度の最近動向

【3】その他よくある質問
1)年金手帳を紛失してしまいました。どうしたら…?
2)雇用保険被保険者証を紛失してしました。どうしたら…?
3)退職時の年金、税金の手続きについて教えてください。
 ①年金について
 ②健康保険について
 ③雇用保険について
 ④その他税金
4)給付前に就職先が決定した場合、再就職手当をもらうことができますか?


【1】失業給付金について

 失業給付金とは、会社を退職して次の就職先が決まっていない期間に、転職や再就職を支援するために国から支給される手当のことです。誰でも失業したらもらえるものではなく、受け取るためにはルールがあります。


1)失業給付金の条件

 失業給付金の受給条件は退職理由によって異なります。
receive_conditions
 退職したがハローワークで求職の申し込みをしなかった場合は、再就職の意思がないと判断され受給できないケースがあるので注意が必要です。

退職理由や状況によって給付条件が異なるので、詳細なルールの確認や困ったことが合った場合は所轄のハローワークで相談してみましょう。


2)失業給付金の申請方法

 失業給付金を申請する際の持ち物や申請の流れについて説明します。

①申請するときの持ちもの
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 申請するときには上記6点が必要になります。「雇用保険被保険者離職票(1)(2)」は退職日もしくは退職後に会社から発行されます。退職後しばらく経っても手元に届かない場合は会社に問い合わせましょう。


②申請の流れ

 必要書類の準備ができたら管轄のハローワークで申請を行います。具体的な流れは以下の通りです。

howto_apply

③失業給付金の金額について

 給付金の金額は下記の計算式で算出します。
基本手当日額=(退職前6ヶ月の給与総額÷180*)×50~80%**

*30日×6ヶ月
**年齢によって比率が異なる場合があります

※計算するときの注意点
・給与総額には残業代や各種手当なども含む(手取り金額ではない)
・給与総額からボーナスは除く
・年齢によって上限額が設定される


④失業給付金の受給期間について

 受給期間は下記3つの要素から90日~360日の間で決められます。

・退職した日の年齢
・雇用保険の被保険者であった期間
・離職の理由(自己都合退職か、会社都合退職か)

受給期間のあいだに、病気、けが、妊娠、出産、育児等の理由により引き続き30日以上働くことができなくなったときは、働くことのできなくなった日数だけ、受給期間を延長することができます。



【2】退職金について

 退職金の支払いは法律で定められているものではなく、企業ごとに有無や支払い金額などが決められています。退職金の有無は就業規則や賃金規則を確認してみましょう。


1)退職金の支払い制度について

 退職金制度の特徴について説明します。


①退職一時金制度

 退職時に一度にまとめて退職金が支給される制度。企業の経営状況に関係なく、支払いが確約されます。

②企業年金制度

 退職金が一定期間にわたって、または生涯にわたって、一定の金額が年金として支給される制度。

「企業年金制度」と「退職一時金制度」を併用して導入している企業もあります。

「退職金」と「退職共済金」のちがいは?

 まず「退職金」は会社から直接支払われるお金のこと。「退職共済金」は会社が共済に入り、共済制度を通じて支払われるお金のこと。2つのうちどちらか、もしくは2つを組み合わせたお金が退職時に支給されることになります。
 「退職共済金」のメリットは、たとえ会社の経営状況が悪くなっても積み立てた分がしっかり支給されること。ただ、制度によっては積み立てる金額が少ないこともあり、期待していた金額が受け取れないこともあります。


2)退職金の相場

 退職金の金額は「自己都合退職」か「会社都合退職」かによって相場が異なります。また「勤続年数」や「学歴」、「企業規模」によっても左右されます。まずは、大学卒の場合を例に、大企業と中小企業の相場を紹介します。

①大学卒の場合
・大企業
money_daisotsu_bc


・中小企業
money_daisotsu_sc

 退職金の金額は退職理由が自己都合のときと会社都合のときとで変わってきます。自己都合の方が金額は大きくなります。また、勤続年数が長ければ長いほど、中小企業より大企業の方が、金額が大きくなる傾向があります。

 次に高校卒の場合の相場を紹介します。

②高校卒の場合
・大企業
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・中小企業
money_kosotsu_sc

 大学卒と同様、会社の規模や勤続年数により金額が変化します。

3) 退職金を受け取るタイミング

 退職金は企業によって受け取るタイミングは異なります。「退職金共済」の場合、別の会社や組織が手続きに関わってくるため、会社から支給される「退職金」より支給に時間を要する傾向にあります。


4)受け取った退職金に税金がかかる?

 退職金の中でも受け取る金額が大きい「退職一時金」は相当額の税金が徴収される可能性があります。しかし、税負担が軽くなるように配慮された制度の「退職所得控除」を受けられることができ、また他の所得と別にして課税されるため、過剰に徴収されることはありません。

例1:勤続35年、退職金1,800万円の場合
(35-20)×70万円+800万円=1,850万円
退職金1,800万円は控除額の1,850万円の範囲内なので、所得税はかからない

例2:勤続30年、退職金3,000万円の場合
(35-20)×70万円+800万円=1,500万円
1,500万円までは税金がかかりません。課税対象額は(3,000万円-1,500万円)×1/2=750万円です。


5)退職金制度の最近動向

 退職金の算出方法は勤続年数に比例する「年功型」と会社への貢献度によって算出する「成果報酬型」があります。最近では「成果報酬型」を取り入れる会社が増えています。
 「成果報酬型」のメリットは、勤続年数が長くなくても会社に貢献していればそれ相応の退職金を貰える可能性があること。一方デメリットとしては、勤続年数がながくても実績がなければ退職金の金額が少なくなってしまうことです。



【3】その他よくある質問

 退職時のお金に関してよくある質問をまとめました。

1)年金手帳を紛失してしまいました。どうしたら…?

 実はすぎこも紛失してしまったことがあります。転職先に提出する必要があるので、そのときに気が付きました。
 では、紛失してしまった場合、どうしたらいいのでしょうか。
 まず、ご確認いただきたいのが前職の会社から返却されていないかどうかです。前職の担当部署に問い合わせてみてください*。

*年金手帳を企業が保管していない場合もあります

 前職の勤務先にもない場合は、ご自身で再発行の手続きをすることになります。再発行は年金事務所で行っています。手続きには印鑑と身分証明証が必要です。


2)雇用保険被保険者証を紛失してしました。どうしたら…?

 1)につづき、紛失物の対策に関してです。
 雇用保険被保険者証は転職時の入社手続きで提出が求められます。紛失しても手続きを行えば再交付を受けることができます。最寄りのハローワークで申請しましょう。申請書の記載にあたって、雇用保険の「被保険者番号」が必要になります。わからない場合は、前職の会社に問い合わせるか、申請時にその旨をハローワークの担当者へ伝えてください。


3)退職時の年金、税金の手続きについて教えてください。

 転職は手続きが多くて大変ですよね。年金と税金に関する手続きをまとめました。


①年金について
・転職先が決まっている場合

 入社時に年金手帳を提出してください。手続きは会社が行います。

・転職先が決まっていない場合

 国民年金に加入します。退職日の翌日から14日以内に市町村の役所・役場へ年金手帳を持参して、手続きを行ってください。



②健康保険について

 前職で健康保険に加入している場合は、まず健康保険証を担当部署へ返却してください。

・転職先が決まっている場合

 転職先の会社で健康保険に加入します。特に手続きは必要ありません。

・転職先が決まっていない場合

 下記のaかbいずれかの方法を選択することができます。

a.任意継続被保険者になる

 退職日の翌日から20日以内に、お住まいの地域を管轄している協会けんぽ支部(健康保険組合加入者の場合は各健康保険組合)へ任意継続被保険者資格取得届を提出してください。申請書はWEBからダウンロードすることができ、郵送で提出することが可能です。

b.国民健康保険に加入する

 退職日の翌日から14日以内に市町村の役所、役場で手続きを行ってください。



③雇用保険について

 前職の会社から離職票と雇用保険被保険者証を受け取ってください。

・転職先が決まっている場合

 入社時に雇用保険被保険者証を提出するだけで、手続きは不要です。

・転職先が決まっていない場合

 所在地を管轄するハローワークで「求職の申し込み」と「失業給付受給申請」を行ってください。



④その他税金
■所得税
・転職先が決まっている場合

 転職先の会社へ源泉徴収票を提出し、年末調整を受けてください。

・転職先が決まっていない場合

 税務署で確定申告をします。

■住民税

 退職後は、1年間(6月~翌年5月分)の未納分について、一括で支払うのが原則となっています。ただし、6月~12月までに退職された場合は、分割して支払うことも可能です。役所・役場から送られてくる納税通知書にそってお支払いください。



4)給付前に就職先が決定したら、再就職手当をもらうことができますか?

 再就職が決定した場合、下記の条件を満たしていればもらうことができます。

条件1:基本手当の支給残日数が、所定給付日数の3分の1以上あること
条件2:新しい勤務先で1年以上の就業が確実であること
条件3:再就職後も雇用保険に加入できること

給付制限を受けていた場合、待期期間満了後1ヶ月については、「ハローワーク(公共職業安定所)」又は「厚生労働大臣の許可した有料・無料職業紹介事業者」の紹介により就職した、ということも条件になります。待期期間から1ヶ月経過していれば、ご自身でご応募された企業であっても給付が可能です。


・・・・・

 今回はここまで。お金に関する知識は知らないと損することがあるので、要注意です!この記事で説明したこと以外でわからないことがありましたら、最寄りのハローワークにお問い合わせすることをおすすめします。

 最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!



(情報提供:エン転職)


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